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依存症のことでお困りの方、あるいは「もしかしたら依存症(アディクション)かも」と
不安を感じている方は、早めに相談してみましょう!
HOME > 依存症(アディクション)を理解する > アルコール健康障害(依存症等)
アルコール依存症その他の多量の飲酒、未成年者の飲酒、妊婦の飲酒等の不適切な飲酒による心身の健康障害を「アルコール健康障害」と言います。
不適切な飲酒のために、ご本人の健康が損なわれるばかりか、飲酒運転をはじめとする事故やケガなどのトラブルが生じやすくなります。
こちらの質問票で、アルコール健康障害(依存症等)の可能性を判定いたします。
1つでも該当すれば「危険な飲酒」であり、減酒の取組みが必要です。
2つ以上該当する場合は、アルコール健康障害(依存症等)の疑いがあります。
体重60~70kgの成人男性のアルコール処理能力は、1時間に純アルコール約5g
(ビールに換算してロング缶約1/4本分 125ml 5g)です。
通常、純アルコール量はグラム(g)で表されます。近年、1ドリンクが約10gという基準量が提案され、使用されています。缶ビール(500ml)には 2ドリンクのアルコールが含まれます。
1ドリンクは純アルコール換算で10gです。
アルコール飲料に含まれるアルコールの量(グラム)は
「アルコール飲料の量(mL)×アルコール濃度(度数または%÷100)×アルコール比重(0.8)」
で求められます。
アルコール健康障害(依存症等)に悩む患者に対して行う、短時間での効果を図る医療機関での簡易介入法として、SBIRTSという技法があります。
不適切な飲酒により救急外来を頻回に受診する患者や、多問題を抱える患者に対し、関係機関が連携して対応することにより患者の回復に有効な地域ネットワークを形成できます。かかりつけ医等がアルコール健康障害を有する患者に応対する際、SBRTSを活用し、精神科等の医療機関や断酒会・AA(アルコホーリクス・アノニマス)など自助グループとの連携を図ることができます。
患者・利用者を簡易検査で「ふるい分け」、アルコール問題の早期発見を。
簡易的な「介入」。スクリーニングの結果を受けて、危険の少ない飲酒と判断された場合には現在の飲酒が低リスクと情報提供する。「危険な飲酒」を行っている場合には、少なくとも減酒を勧め、「乱用もしくは依存症」が疑われた場合には、減酒指導を。
専門治療の必要な患者には専門医への紹介を行う。
患者が了解したら、紹介状を書き、予約をとるところまで援助する。
診察時に患者さんの了解を得て自助グループの人に電話し、診察後にその場で患者さんと話をしてもらう。自助グループに早くつながることで、断酒や断薬が続けられ、依存症からの回復につながる。
依存症のことでお困りの方、あるいは「もしかしたら依存症(アディクション)かも」と
不安を感じている方は、早めに相談してみましょう!