相談窓口

回復支援に向けた地域関係者のネットワーク

依存症の治療には、精神科専門医療機関だけが担当するのではなく、図に示すようにかかりつけ医やかかりつけ薬局をはじめとする地域における保健・医療・福祉との連携（ネットワーク）が重要となります。各地域の保健所において依存症に関する家族相談・家族教室を担当し、県内地域の3圏域ごとに依存症の連携治療プログラムを用意した依存症専門医療機関が保健所等と連携した活動をします。このために保健所と依存症専門医療機関が軸となり、アディクションネットワーク研究会や事例検討会を定期開催していくことが重要となります。

また、早期治療・予防には、学校、警察、そして特定非営利活動（NPO）法人など地域の関係機関との関係作りも欠かせません。地域活動を通して、これらの関係機関・団体とのネットワークをつくることができれば、家庭生活、職業生活が保たれている段階での依存症者への早期介入が可能となります。医療機関や保健所等でのアルコール相談に断酒会員等の協力を得て（SBIRTS）、社会生活上の困難をかかえ事例化した多量飲酒者等が自助グループや専門の医療機関につながります。各自治体でアルコール健康障害対策をはじめとする依存症対策が進められ、ボランティアの相談員（普及啓発相談員）などの人材育成が図られることにより、地域の健康度を増進していくシステムができていきます。

病気を理解し、専門医療機関の治療プログラムや回復支援に向けた地域関係者のネットワークに関して詳しく知りたい方は、こちらも確認してみましょう。

鳥取県障がい福祉課　ホームページ　 https://www.pref.tottori.lg.jp/241121.htm
鳥取県断酒会例会表ページ　鳥取県断酒会例会表ページ　 https://www.pref.tottori.lg.jp/94667.htm
鳥取アディクション連絡会　Facebook-1017143075015058
鳥取ダルクを見守る会　ブログ　 http://tottoridarc.livedoor.blog/

県内自助グループ活動の広場

相談支援コーディネーターについて

鳥取県依存症支援拠点機関には、看護師・精神保健福祉士・作業療法士等による「相談支援コーディネーター」を配置し、関係機関との連携を含めた各種相談に応じるようにしています。

相談窓口

相談支援コーディネーター

待合室

相談支援コーディネーターの支援内容

・相談シートを作成し、本人・ご家族、かかりつけ医等からの相談支援を行ないます。
・夜間当直帯に電話をいただいた場合は、申し送りの上、後日、相談支援コーディネーターが直接電話を受けるか相談面接を行ないます。
・出前講座、出前相談、関係機関との連携業務についても、同様に相談支援コーディネーターが日程調整等を行ないます。